資格の違い・取得条件・費用・年収への影響を徹底比較
看護師のキャリアアップにおいて、「認定看護師(CN)」と「専門看護師(CNS)」は最も代表的な上位資格です。どちらも日本看護協会が認定する資格ですが、求められる役割や取得要件が異なります。
| 項目 | 認定看護師(CN) | 専門看護師(CNS) |
|---|---|---|
| 認定機関 | 日本看護協会 | 日本看護協会 |
| 必要学歴 | 看護師免許 | 看護系大学院修士課程修了 |
| 実務経験 | 5年以上(うち3年は特定分野) | 5年以上(うち3年は特定分野) |
| 教育課程 | 約800時間(約6ヶ月〜1年) | 大学院2年間 |
| 費用目安 | 約100万〜200万円 | 約200万〜400万円 |
| 主な役割 | 実践・指導・相談 | 実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究 |
| 年収への影響 | 月5,000〜20,000円の手当 | 月10,000〜30,000円の手当 |
2020年の制度改正により、認定看護師の分野は19分野に再編されました。特定行為研修を組み込んだ新たな認定看護師(B課程)への移行が進んでいます。
認定看護師の取得には、入学金・授業料・教材費・生活費を含めて約100万〜200万円が必要です。ただし、病院によっては資格取得支援制度があり、学費の全額または一部を負担してくれるケースがあります。転職する際は、こうした支援制度の有無も職場選びのポイントになります。
認定看護師・専門看護師の資格を取得すると、基本給や資格手当の面で優遇されることが多くなります。ただし、手当の金額は病院によって大きく異なります。
| 資格 | 資格手当(月額) | 年収への影響 | 転職市場での評価 |
|---|---|---|---|
| 認定看護師 | 5,000〜20,000円 | 年間6万〜24万円アップ | 高い(特に管理職候補として) |
| 専門看護師 | 10,000〜30,000円 | 年間12万〜36万円アップ | 非常に高い(希少性あり) |
| 特定行為研修修了者 | 5,000〜15,000円 | 年間6万〜18万円アップ | 高い(今後さらに需要増) |
資格そのものの手当だけでなく、資格を持つことで管理職への昇進が早まったり、専門外来の担当を任されたりと、キャリアの幅が大きく広がります。転職時にも、同じ経験年数の看護師と差別化できるため、好条件での転職が実現しやすくなります。
教育課程は約6ヶ月〜1年間で、平日のフルタイム研修が基本です。そのため、多くの場合は休職して受講することになります。病院によっては休職中も給与の一部を支給してくれる支援制度があります。一方、eラーニングを併用した課程も増えてきており、働きながら学べる環境も整いつつあります。
支援を受けて資格を取得した場合、一定期間の勤務義務(お礼奉公)が設定されていることがあります。この義務期間を確認し、それを満了した後であれば、転職は全く問題ありません。資格を最大限活かせる環境で働くことが、結果として看護の質向上につながります。
臨床現場で直接的にスキルを発揮したい方は認定看護師、教育・研究を含めた幅広い活動を希望する方は専門看護師が向いています。取得のハードル(大学院進学の要否)や、自分の興味のある分野の有無も判断材料にしましょう。まずは認定看護師を取得し、その後専門看護師を目指す方もいます。
十分に活かせます。特に感染管理、皮膚・排泄ケア、認知症看護の分野は、高齢化が進む神奈川県西部エリアで需要が高いです。中小規模の病院では認定看護師の確保が課題となっており、資格保持者は好条件で迎えられることが多いです。