年間休日数・有給取得率・シフトパターンを理解し、自分に合った職場を選ぶ
看護師の年間休日数は、勤務先の種類によって大きく異なります。求人票に記載される「年間休日数」は、公休日(所定休日)のみの数字です。有給休暇は含まれていないため注意が必要です。
| 勤務先の種類 | 年間休日数の目安 | 休日パターン |
|---|---|---|
| 大規模病院 | 120〜125日 | 4週8休+祝日+年末年始+夏季休暇 |
| 中規模病院 | 110〜120日 | 4週8休+祝日分の代休 |
| クリニック(日祝休み) | 115〜125日 | 日曜+祝日+木曜or土曜午後 |
| クリニック(土日祝休み) | 120〜130日 | 完全週休2日(土日祝) |
| 介護施設 | 107〜115日 | 4週8休のシフト制 |
| 訪問看護ステーション | 115〜125日 | 土日祝休みが多い |
「4週8休」は、4週間で8日間の休日がある勤務体制です。単純計算では年間約104日の休日になります。これに祝日分の休日や年末年始休暇、夏季休暇が加わって、年間110〜120日程度になるのが一般的です。なお、「4週8休」は必ずしも毎週2日休みということではなく、4週間トータルで8日休みがあればよいため、週によっては1日しか休みがないこともあります。
労働基準法により、勤続6ヶ月以上で年10日の有給休暇が付与されます。勤続年数に応じて最大20日まで増加します。しかし、看護師の有給取得率は他の職業と比較して低い傾向にあるのが実情です。
| 項目 | 全産業平均 | 看護師平均 |
|---|---|---|
| 有給付与日数(平均) | 17.6日 | 16.9日 |
| 有給取得日数(平均) | 10.9日 | 8.8日 |
| 有給取得率 | 62.1% | 52.2% |
2019年の労働基準法改正により、年10日以上の有給休暇が付与される労働者には、年5日の有給取得が義務化されています。この法改正以降、看護師の有給取得率は改善傾向にありますが、まだ十分とは言えません。
年間休日数は求人票に記載されている最も重要な数字の一つです。120日以上あれば平均以上、110日未満は少なめと判断できます。ただし、年間休日数が多くても有給が取れなければ意味がないため、有給取得実績も合わせて確認しましょう。
シフト制の職場では、月に何日まで希望休を出せるかが重要です。一般的には月2〜3日の希望休を出せる施設が多いですが、中には月4日以上出せる施設もあります。友人との予定や家族の行事に合わせて休みたい場合は、この制度の充実度がポイントです。
シフト制の看護師にとって、連休の取りやすさは大きな関心事です。3連休以上を取れるかどうか、GWやお盆・年末年始の休暇体制はどうなっているかを確認しましょう。交替で長期休暇を取れる仕組みがある施設は、旅行やリフレッシュがしやすいです。
夜勤がなければ、土日祝休みの職場を選ぶことも可能です。クリニック、健診センター、訪問看護ステーション、企業内看護師などは、カレンダー通りの休日で働ける選択肢です。年収は夜勤ありと比べて下がりますが、生活の質は大きく向上します。
神奈川県西部は、休日の過ごし方が充実しているのも魅力です。箱根の温泉、湘南の海、丹沢でのハイキング、小田原城周辺の散策など、自然とレジャーが身近にあります。通勤時間が短い分、休日を有効に活用できるのも県西部で働くメリットです。
はい、あります。クリニック(皮膚科・眼科など)、健診センター、訪問看護ステーション、企業の健康管理室、保育園看護師などは土日祝休みの場合が多いです。ただし、病棟勤務の場合はシフト制のため、固定の土日休みは難しいのが現実です。
早めに希望を出すこと、繁忙期を避けること、同僚と協力してシフトを調整することが基本です。また、転職時に「有給取得率の高い職場」を選ぶことが最も効果的です。面接で「有給休暇の取得率はどのくらいですか?」と直接質問することをおすすめします。
年間休日120日の職場で有給を10日取得した場合、年間130日の休日になります。365日のうち約36%が休日ということです。年間休日110日+有給5日の場合は年間115日です。転職を検討する際は、この「実質休日数」で比較すると実態が見えてきます。
夜勤明けの日(明け日)は、法的には勤務日として扱われることが多いです。つまり、夜勤明けの翌日が公休の場合、見た目は2日間休みに見えますが、実際の公休は1日だけです。この点は求人票の年間休日数には反映されないため、シフトの組み方を面接時に確認しておくと良いでしょう。