看護師の紹介手数料とは?求職者は本当に無料なの?
看護師として転職を考えたとき、多くの方が転職エージェント(有料職業紹介事業者)を利用します。「登録無料」「利用料0円」と書いてあるので、「タダで転職できるのか」と思うかもしれません。実際、求職者である看護師が費用を支払うことは一切ありません。これは職業安定法で定められたルールです。
では、転職エージェントはどうやって収益を上げているのでしょうか。答えは「紹介手数料」です。看護師が入職した時点で、採用した病院・施設側がエージェントに手数料を支払います。この手数料は看護師の想定年収に対する一定の割合(料率)で計算されるのが一般的です。
つまり、看護師の転職には必ず「見えないコスト」が発生しています。求職者は無料でも、採用する病院側は数十万円から百万円以上の費用を負担しているのです。この費用がいくらかによって、実はあなたの転職後の働く環境にも大きな影響があります。
紹介手数料の基本構造
・支払い者:採用する病院・施設(求職者は完全無料)
・計算方法:看護師の想定年収 × 手数料率
・支払いタイミング:看護師の入職日(成功報酬型)
・返金規定:早期退職の場合、一部返金が一般的(3〜6ヶ月以内)
【2026年最新】看護師紹介手数料の相場一覧
2026年現在、看護師転職エージェントの手数料率はサービスによって大きく異なります。以下の表で、エージェントの種類別に手数料率と実際の金額を比較してみましょう。
| エージェントの種類 | 手数料率 | 年収400万の場合 | 年収500万の場合 | 年収600万の場合 |
|---|---|---|---|---|
| 大手総合型(全国展開) | 25〜30% | 100〜120万円 | 125〜150万円 | 150〜180万円 |
| 中堅看護師専門型 | 20〜25% | 80〜100万円 | 100〜125万円 | 120〜150万円 |
| 地域密着型 | 15〜20% | 60〜80万円 | 75〜100万円 | 90〜120万円 |
| ナースロビー | 10% | 40万円 | 50万円 | 60万円 |
ご覧のとおり、大手エージェントとナースロビーでは、年収500万円の看護師の場合で75〜100万円もの差があります。この差額は病院が負担しているコストであり、結果的に看護師の待遇や職場環境にも影響を与えるのです。
手数料の上限は法律で決まっている
職業安定法に基づく届出制により、紹介手数料の上限は原則として想定年収の50%までと定められています。ただし、実際に50%を請求するエージェントはほぼ存在せず、20〜30%が業界の標準的な水準となっています。
なお、2025年1月の職業安定法改正により、手数料実績の開示義務が強化されました。エージェント選びの際には、手数料率を明示しているかどうかもチェックポイントになります。
なぜ手数料は高いのか?大手エージェントのコスト構造
「手数料30%は高すぎるのでは?」と感じる方もいるかもしれません。実際、この手数料率にはエージェント側のコスト構造が深く関係しています。
1. 莫大な広告宣伝費
大手看護師転職エージェントの最大のコストは、広告宣伝費です。テレビCM、電車広告、Web広告(リスティング広告・ディスプレイ広告)、転職サイトの運営費など、看護師の登録を獲得するために年間数十億円規模の予算を投じているケースもあります。この膨大な広告費が手数料に上乗せされているのです。
2. 全国拠点の維持コスト
全国に営業拠点を構え、多数のキャリアアドバイザーを雇用する大手は、その分の固定費(オフィス賃料、人件費、教育費)も大きくなります。東京の一等地にオフィスを構え、数百人のスタッフを抱えれば、当然コストは膨らみます。
3. 営業・マーケティング人件費
病院への営業担当、看護師へのキャリアアドバイザー、マーケティング担当、管理部門など、一人の成約に対して複数のスタッフが関わる大組織体制では、1件あたりの人件費も高くなります。
4. システム開発・運用費
大規模な求人データベース、マッチングシステム、顧客管理システム(CRM)などの開発・維持にも多額の投資が必要です。全国数万件の求人を管理するシステムは、小規模事業者とは比較にならないコストがかかります。
つまり、手数料が高い=サービスの質が高い、ではない
手数料が高い主な理由は「集客コスト」と「組織維持コスト」です。看護師一人ひとりに提供されるサービスの質とは必ずしも比例しません。大手の広告費をあなたの手数料で負担している側面があることを理解しておきましょう。
手数料10%はなぜ実現できるのか?ナースロビーのコスト構造
「安すぎると逆に不安」「手数料が安い=サポートが薄いのでは?」という心配は当然あるでしょう。ナースロビーが手数料10%を実現できる理由を、コスト構造の観点からお伝えします。
理由1:AI活用による業務効率化
ナースロビーでは、求人情報の収集・整理、条件マッチングの初期スクリーニング、スケジュール調整の補助などにAIを活用しています。これにより、大手が10人で行う業務を1〜2人で処理できる効率性を実現しています。人件費を大幅に削減することで、その分を手数料の引き下げに還元しています。
理由2:地域特化で固定費を最小化
全国展開はせず、神奈川県西部(小田原、平塚、秦野、南足柄、伊勢原、大磯、二宮、開成、松田、山北、箱根、中井、足柄上郡、湯河原)に特化しています。全国に拠点を持つ必要がないため、オフィス賃料や地方スタッフの人件費がかかりません。その代わり、地域の病院・施設の情報には圧倒的に詳しいという強みがあります。
理由3:広告費をかけないマーケティング
テレビCMやリスティング広告に数億円を投じる代わりに、SNS(TikTok・Instagram)やSEO(検索エンジン最適化)、口コミによるオーガニック集客を中心としています。1投稿あたりのコストはほぼゼロに近く、広告費という最大のコスト要因を排除しています。
理由4:少人数精鋭のオペレーション
大手のように部門ごとに分業する大組織ではなく、少人数で柔軟に対応する体制です。管理コストが最小限のため、成約1件あたりの利益が少なくても事業として成立します。手数料10%でも、月1件の成約で黒字化できるコスト構造を設計しています。
高い手数料が看護師に及ぼす5つの影響
「手数料は病院が払うもの。自分には関係ない」と思っていませんか? 実は、紹介手数料の高さは以下の5つの経路を通じて、看護師の働く環境に影響を与えています。
影響1:待遇改善の原資が減る
病院が看護師1名の採用に150万円の手数料を支払った場合、その150万円は本来であれば看護師の給与改善、賞与の上積み、福利厚生の充実に使えるはずのお金です。仮に手数料が50万円で済めば、差額の100万円を職場環境の改善に充てることができます。年間5名を採用する病院なら、手数料率の違いで年間500万円もの差が生じます。
影響2:教育・研修への投資が減る
採用コストがかさむと、入職後の教育研修にかける予算が削られがちです。プリセプター制度の充実、外部研修への派遣、資格取得支援制度など、看護師のキャリア成長に直結する投資が後回しにされる原因の一つが、高額な紹介手数料です。
影響3:人員配置に余裕がなくなる
看護師1名の採用に150万円かかるとなると、病院は必要最低限の人数しか採用できません。本来であれば「あと1人いれば楽になる」という状況でも、手数料の負担を考えて採用を見送るケースがあります。その結果、既存スタッフの業務負担が増え、残業や夜勤回数の増加につながります。
影響4:入職後のプレッシャーが大きくなる
150万円を支払って採用した看護師に対しては、「それだけの投資をしたのだから」という無意識の期待が病院側に生まれます。「すぐに戦力になってほしい」「早期退職は許されない」というプレッシャーが、入職直後の看護師にのしかかります。手数料50万円の場合と比べて、心理的な圧力には明確な差があります。
影響5:再転職がしづらくなる
「せっかく高い手数料を払って採用してもらったのだから、辞めるわけにはいかない」と、看護師自身が感じてしまうケースもあります。職場環境に問題があっても、手数料の負い目から我慢し続けてしまう。これは手数料が高いことの隠れた弊害です。手数料が低ければ、万が一ミスマッチだった場合でも、病院側・看護師側双方にとって精神的な負担が軽くなります。
手数料が安いと、看護師も病院もラクになる
手数料の差は「病院の財布の話」で終わりません。待遇改善、教育投資、人員配置、入職後のプレッシャー、再転職のしやすさ――すべてに波及する重要なファクターです。転職エージェントを選ぶ際には、「自分が無料で使える」だけでなく、「病院の負担がいくらか」まで考えることが、賢い転職につながります。
病院から見た手数料10%のメリット
看護師の立場から手数料を考えてきましたが、ここで病院側の視点も見てみましょう。病院が手数料10%のエージェントを使うメリットは、直接的にあなたの転職にもプラスに働きます。
メリット1:採用のハードルが下がる
手数料50万円なら、病院は「少し経験が浅くてもポテンシャルで採用しよう」「まずは試しにパートで採用してみよう」と柔軟に判断できます。150万円の手数料では、どうしても「確実に長く働いてくれる即戦力」を求めてしまいます。手数料が安いことで、あなたの選択肢が広がるのです。
メリット2:複数名採用が可能になる
予算300万円で看護師を採用する場合、手数料30%なら2名が限度ですが、10%なら最大6名採用できます。より多くの看護師を受け入れられるため、人員体制に余裕が生まれ、働きやすい環境が整います。
メリット3:エージェント経由の求人が増える
「紹介手数料が高いから使いたくない」とエージェント経由の採用を避ける病院は少なくありません。手数料10%なら、こうした病院も利用しやすくなります。結果として、あなたが紹介を受けられる求人の数が増えます。
| 比較項目 | 手数料30%の場合 | 手数料10%の場合 |
|---|---|---|
| 年収500万の採用コスト | 150万円 | 50万円 |
| 予算300万で採用できる人数 | 2名 | 6名 |
| 採用ハードル | 高い(即戦力重視) | 低い(ポテンシャル採用も可) |
| 病院の利用意欲 | 「できれば使いたくない」 | 「積極的に使いたい」 |
| 看護師への影響 | 入職後のプレッシャー大 | 自然体で働ける |
手数料で選ぶ転職エージェントの選び方
では、実際に転職エージェントを選ぶ際に、手数料に関して何をチェックすればよいのでしょうか。以下の7つのポイントを確認しましょう。
- 手数料率を明示しているか ── 手数料率を公開していないエージェントは要注意。「求職者は無料」だけでなく、「病院側の手数料はいくらか」を確認しましょう。
- 有料職業紹介事業の許可番号 ── 厚生労働大臣の許可を受けた正規の事業者か、必ず確認してください。番号が「〇〇-ユ-〇〇〇〇〇〇」の形式で表示されているのが正規の許可番号です。
- 返金規定が明確か ── 早期退職(通常3〜6ヶ月以内)の場合の返金ルールが明確に定められているか。これが曖昧なエージェントは、「辞めさせない」プレッシャーをかけてくる可能性があります。
- 対応エリアの強み ── 全国展開の大手より、希望エリアに特化したエージェントの方が地域の病院事情に詳しいケースが多いです。
- 連絡のしつこさ ── 登録後に1日何回も電話がかかってくるエージェントは、「早く成約させて手数料を得たい」意識が強い可能性があります。
- お祝い金の有無に注意 ── 2025年1月の職業安定法改正により、お祝い金・金銭提供による求職者勧奨は禁止されました。未だにお祝い金を謳っているエージェントは法令違反の可能性があります。
- 転職勧奨の有無 ── 「今転職しないと損」「この求人は今日中に決めないとなくなる」といった急かす発言が多いエージェントは、あなたの利益より自社の売上を優先している可能性があります。
ナースロビーの基本情報
事業者名:ナースロビー(はるひメディカルサービス)
許可番号:23-ユ-302928
手数料率:10%(業界最低水準)
対応エリア:神奈川県西部(小田原・平塚・秦野・南足柄・伊勢原・大磯・二宮・開成・松田・山北・箱根・中井・足柄上郡・湯河原)
特徴:地域密着 × AI活用で低コスト・高品質を両立
求職者の費用:完全無料
よくある質問(FAQ)
紹介手数料は求職者(看護師)が払うのですか?
いいえ、求職者が費用を負担することは一切ありません。紹介手数料は採用する病院・施設側が支払います。これは職業安定法で定められたルールです。看護師は完全無料で転職支援を受けられます。
手数料が安いと、サポートの質も低くなりますか?
必ずしもそうではありません。手数料が高い主な理由は広告費や組織維持コストです。AI活用や地域特化でこれらのコストを削減すれば、サポートの質を維持しながら手数料を下げることが可能です。ナースロビーでは、手数料10%でも一人ひとりに丁寧な対応を行っています。
手数料10%だと、病院にいい求人が少ないのでは?
むしろ逆です。手数料が安いからこそ、「紹介会社は手数料が高いから使いたくない」と考えていた病院からも求人をいただけます。手数料10%であれば、多くの病院が積極的に利用してくださるため、より多くの求人にアクセスできる可能性があります。
転職エージェントを複数利用しても問題ありませんか?
複数のエージェントを同時に利用することは全く問題ありません。ただし、同じ求人に複数のエージェントから応募すると病院側に迷惑がかかるため、どの求人にどのエージェントから応募したかは管理しておきましょう。
紹介手数料の支払いタイミングはいつですか?
ほとんどのエージェントは成功報酬型です。看護師が実際に入職した時点で、病院からエージェントに手数料が支払われます。面接段階や内定段階では費用は発生しません。
早期退職した場合、手数料はどうなりますか?
多くのエージェントでは、入職後一定期間内(通常3〜6ヶ月)に退職した場合、手数料の一部を病院に返金する規定があります。具体的な返金率や期間はエージェントによって異なりますので、事前に確認しましょう。
まとめ:手数料を知ることが、より良い転職への第一歩
看護師の紹介手数料の相場は、大手で25〜30%、中堅で20〜25%、地域密着型で15〜20%です。年収500万円の看護師の場合、最大で150万円もの手数料が病院の負担になっています。
この手数料は「自分には関係ない」ように見えて、実は待遇改善の原資、教育投資、人員配置、入職後のプレッシャー、再転職のしやすさなど、あなたの働く環境のあらゆる面に影響を与えています。
ナースロビーは手数料10%。AI活用と地域特化により、大手の3分の1の手数料で看護師の転職をサポートしています。病院にとっても看護師にとっても、Win-Winの転職支援です。
神奈川県西部(小田原、平塚、秦野、南足柄、伊勢原、大磯、二宮、開成、松田、山北、箱根、中井、足柄上郡、湯河原)で転職を考えている看護師の方は、ぜひ一度ご相談ください。LINEで気軽にお問い合わせいただけます。