患者さんの「最期の時間」を支える看護の仕事内容・やりがい・転職のポイント
ホスピス・緩和ケアは、治癒が困難な疾患を持つ患者さんの身体的・精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛を和らげ、残された時間をその人らしく過ごせるよう支援する医療です。「治す」ことを目標とする一般的な医療とは異なり、「苦痛を和らげ、生活の質(QOL)を最大限に高める」ことが目標です。
緩和ケアの対象はがん患者が中心ですが、近年は心不全や慢性呼吸器疾患、神経難病など、がん以外の疾患にも緩和ケアの概念が広がっています。
| 勤務先 | 年収目安(経験5年) | 特徴 |
|---|---|---|
| 緩和ケア病棟(夜勤あり) | 450万〜520万円 | 専門性が高い、ゆったりした環境 |
| 緩和ケアチーム | 460万〜530万円 | コンサルテーション型、幅広い経験 |
| ホスピス型施設 | 430万〜490万円 | 家庭的な雰囲気 |
| 在宅緩和ケア(訪問看護) | 440万〜510万円 | 患者さんの自宅でケア提供 |
緩和ケアの経験がなくても、基本的な看護スキルがあれば転職は可能です。特に、急性期でのがん看護の経験、内科系での終末期ケアの経験、訪問看護での在宅看取りの経験は高く評価されます。多くの緩和ケア病棟では、入職後の教育プログラムが整っています。
緩和ケアで最も重要なのは「患者さんの意思を尊重する姿勢」と「チーム医療への協調性」です。医療的な知識だけでなく、コミュニケーション能力や共感力が求められます。また、患者さんの死と向き合い続ける仕事であるため、自分自身のメンタルケアも大切です。
緩和ケア認定看護師やがん看護専門看護師の資格取得が、キャリアアップの王道です。これらの資格を持つ看護師は需要が高く、転職時にも有利に働きます。また、緩和ケアの経験は、在宅医療や介護分野でも高く評価されます。
正直に言えば、患者さんの死に向き合い続けることは精神的な負担があります。ただし、多くの緩和ケア看護師は「辛い以上にやりがいを感じている」と語ります。患者さんの最期の時間を穏やかなものにできた時、ご家族から感謝の言葉をいただいた時に、この仕事の意義を強く感じます。デスカンファレンスやスーパービジョンなど、スタッフのメンタルケア体制が整った施設を選ぶことが大切です。
身体的な忙しさは急性期より穏やかです。急変対応や緊急入院が少なく、一人の患者さんに時間をかけてケアができます。ただし、精神的な負担は決して軽くはありません。「楽か大変か」ではなく、「大変さの種類が違う」と考えた方が正確です。
「緩和ケア認定看護師」が最もポピュラーです。また、「がん看護専門看護師」「がん性疼痛看護認定看護師」なども関連資格です。その他、ELNEC-J(End-of-Life Nursing Education Consortium Japan)の研修修了も評価されます。
はい、神奈川県西部にも緩和ケア病棟を持つ病院があります。高齢化に伴いがん患者数が増加しているため、緩和ケアの需要は高まっています。ナースロビーでは地域の緩和ケア関連求人の情報を持っていますので、お気軽にご相談ください。