夜勤・残業・人間関係に悩む看護師のための働き方改革ガイド
日本看護協会の調査によると、看護師の約7割が「仕事と私生活のバランスが取れていない」と感じています。夜勤による生活リズムの乱れ、慢性的な人手不足による残業、心身の疲労など、看護師が抱えるワークライフバランスの課題は多岐にわたります。
しかし、近年は「働き方改革」の影響もあり、夜勤なし・残業少なめの求人が増加しています。正しい情報を持って転職活動を行えば、年収をそこまで下げずにワークライフバランスを改善することは十分可能です。
ワークライフバランスを重視するなら、職場選びが最も重要です。以下の施設形態ごとの特徴を参考にしてください。
| 施設形態 | 残業 | 夜勤 | 年間休日 | 年収目安 |
|---|---|---|---|---|
| クリニック(外来) | 少ない | なし | 110〜130日 | 370万〜430万円 |
| 訪問看護 | 少ない | オンコールのみ | 120〜125日 | 420万〜500万円 |
| デイサービス | ほぼなし | なし | 110〜120日 | 350万〜420万円 |
| 健診センター | ほぼなし | なし | 120〜130日 | 350万〜400万円 |
| 保育園 | ほぼなし | なし | 120〜125日 | 330万〜380万円 |
| 産業看護師(企業) | 少ない | なし | 125〜130日 | 400万〜500万円 |
訪問看護は日勤ベースの働き方でありながら、オンコール手当を含めると年収420万〜500万円と比較的高い水準です。自分のペースで業務を進められることや、1対1の看護にやりがいを感じる方に特に人気です。神奈川県西部でも訪問看護ステーションの求人は増加傾向にあります。
「転職はまだ考えていない」という方でも、今の職場でできる改善策はあります。
多くの病院では、夜勤回数の個別調整に対応しています。「月4回 → 月2回」に減らすだけでも、体への負担は大きく軽減されます。まずは上司に相談してみましょう。
急性期病棟から外来や手術室、透析室などへの異動を希望することで、夜勤がなくなったり、残業が減ったりする可能性があります。病院内の異動制度を活用しましょう。
子育て中の看護師は、短時間勤務制度を利用できる場合があります。育児・介護休業法により、3歳未満の子を持つ労働者は時短勤務を請求する権利があります。
2019年の法改正により、年10日以上の有休が付与される労働者には年5日の取得が義務化されています。「みんなが取っていないから」と遠慮せず、計画的に取得しましょう。
看護師はストレスが溜まりやすい職業です。定期的な運動、趣味の時間の確保、同僚以外の相談相手を持つことが重要です。必要に応じて職場のEAP(従業員支援プログラム)を活用しましょう。
転職エージェントの手数料は病院側が支払います。手数料30%の場合、年収500万円の看護師を1名採用するのに150万円のコストがかかります。一方、手数料10%のナースロビーなら50万円。その差額100万円が、看護師の給与や福利厚生に回る可能性が高まります。
神奈川県西部は、ワークライフバランスを重視する看護師にとって理想的なエリアです。その理由は以下の通りです。
可能です。訪問看護(オンコール手当込み)、透析クリニック、産業看護師などは日勤のみでも年収400万円以上が見込めます。経験年数や資格によってはさらに高い年収も狙えます。
パート勤務は時間の融通が利きやすく、ワークライフバランスの改善に効果的です。ただし、収入は常勤の6〜7割程度になるため、生活費とのバランスを事前に計算しておきましょう。
あります。特にクリニック(外来)、健診センター、デイサービス、保育園看護師は残業がほとんどありません。ただし「残業なし」と求人票に書いてあっても実態が異なる場合があるため、面接や職場見学で確認することが大切です。
「ワークライフバランスを改善したい」は正当な転職理由として広く受け入れられています。面接では「プライベートを充実させることで、より質の高い看護を提供したい」というポジティブな表現にすると好印象です。