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子育て中の看護師が働きやすい職場ガイド|時短勤務・日勤のみの転職先を徹底比較

/ ナースロビー

子育て看護師の現状と課題

看護師として働きながら子育てをする。言葉にすると簡単ですが、実際にはその両立に苦しんでいる方が非常に多いのが現実です。日本看護協会の調査によると、看護師の離職理由の第1位は「出産・育児」です。特に夜勤のある病棟看護師の場合、子どもの生活リズムとの両立が大きな壁となります。

しかし、看護師はもともと子育てとの両立がしやすい職業でもあります。なぜなら、働き方の選択肢が非常に多いからです。常勤・パート・派遣という雇用形態の選択肢に加え、病院、クリニック、訪問看護、企業、健診センター、保育園と職場の種類も多岐にわたります。「子育てと両立できない」のではなく、「今の職場が子育てと両立しにくい」だけかもしれません。

子育て看護師に関するデータ

・看護師の約7割が女性。出産・育児を経験する可能性が高い職種

・離職理由の1位「出産・育児」、2位「結婚」、3位「人間関係」

・育児休業取得率:約95%(看護師は取得しやすい環境)

・復帰後に同じ職場で働き続ける割合:約60%(40%は転職または退職)

・子育て看護師が重視する条件:1位「残業なし」2位「日勤のみ」3位「土日休み」

この記事では、子育て中の看護師が働きやすい職場を6つ厳選して比較するとともに、時短勤務制度の活用法、子どもの年齢に合わせた勤務形態の選び方、そして神奈川県西部の子育て環境と看護師求人の特徴まで、詳しく解説します。

子育て看護師に人気の職場6選

子育てと両立しやすい職場には共通点があります。それは「残業が少ない」「夜勤がない(または選択可)」「急な休みに対応してもらえる」の3つです。以下の6つの職場タイプは、これらの条件を満たしやすい代表的な選択肢です。

職場タイプ勤務時間年収目安(常勤)残業土日休み子育て両立度
パート外来午前のみ〜フルタイム200〜300万円ほぼなし施設による非常に高い
院内保育園付き病院シフト制400〜500万円ありシフト高い
訪問看護日勤380〜450万円少ない施設による高い
企業看護師平日日勤350〜450万円ほぼなし完全土日休み非常に高い
健診センター平日日勤350〜420万円ほぼなしほぼ土日休み非常に高い
保育園看護師平日日勤300〜380万円なし完全土日休み非常に高い

1. クリニック・病院のパート外来

子育て看護師の転職先として最も人気があるのが、クリニックや病院外来でのパート勤務です。午前のみ、週3日、午後4時までなど、自分の子育て状況に合わせた柔軟な働き方が可能です。

特に内科・皮膚科・眼科などのクリニックは、診療時間が決まっているため残業が少なく、予定が立てやすいのがメリットです。時給は神奈川県西部の場合1,400〜1,800円が相場で、週3日・1日6時間のパートなら月収約12〜15万円になります。

デメリットは、収入が下がること。常勤時代の半分以下になるケースも珍しくありません。また、パートは賞与が出ないか少額の施設が多いため、年収ベースで考えると差がさらに大きくなります。ただし、子どもが小さい間の一時的な選択として割り切れば、ストレスなく働ける環境です。

2. 院内保育園付き病院

「収入を下げたくないけど、保育園の送迎が大変」という方には、院内保育所を備えた病院が選択肢になります。通勤と送迎が1ヶ所で済むため、時間のロスが最小限になります。

院内保育所のメリットは多岐にわたります。一般の保育園より保育料が安い場合が多く(月1〜3万円程度)、勤務時間に合わせた柔軟な預かり時間を設定している施設もあります。子どもの急な発熱時にもすぐに迎えに行けるため、精神的な安心感は大きいです。

一方で、院内保育所は一般の認可保育園と比べて規模が小さく、園庭がなかったり、行事が少なかったりするケースもあります。退職や転職と同時に保育園も変わることになる点も考慮が必要です。利用を検討する場合は、必ず事前に見学して環境を確認しましょう。

3. 訪問看護ステーション

訪問看護は日勤のみが基本で、直行直帰が可能な施設もあるため、子育て看護師に人気があります。利用者さんの訪問スケジュールが事前に決まっているため、自分の都合に合わせてスケジュールを組みやすいのも魅力です。

訪問看護ステーションの多くは少人数のチームで運営されており、子育て中のスタッフへの理解が深い職場が多いです。「今日は子どもの行事があるから午前中だけ」「今週は週3日にしたい」といった柔軟な働き方を受け入れてくれるステーションもあります。

注意点はオンコール当番です。24時間対応のステーションでは、月に数回のオンコール当番が回ってくることがあります。家族の協力が得られる場合は問題ありませんが、ワンオペ育児の場合はオンコールのないステーションを選ぶことをおすすめします。

4. 企業看護師(産業保健師・産業看護師)

企業の健康管理室で働く企業看護師は、完全な平日日勤・土日祝休み・残業ほぼなしという、子育てとの両立において最も恵まれた環境です。一般企業の会社員と同じカレンダーで働けるため、子どもの学校行事にも参加しやすくなります。

主な業務は、従業員の健康相談、健康診断の事後フォロー、メンタルヘルス対応、衛生委員会の運営などです。医療処置は少なく、保健指導やカウンセリングが中心になります。

デメリットは求人数が非常に少ないこと。特に神奈川県西部は企業の本社機能が集中するエリアではないため、選択肢は限られます。保健師資格を持っていると応募できる求人が広がります。

5. 健診センター

健診センターは完全予約制で残業がほぼゼロという、子育て看護師にとって理想的な職場です。勤務時間は朝8時半〜17時が基本で、延長保育なしでお迎えに間に合うケースが多いです。

業務内容は採血、血圧測定、心電図検査、身体計測などのルーティンワークが中心。毎日決まった流れで仕事が進むため、精神的なストレスも少ないです。土日休みの施設がほとんどで、年末年始やGWも休みになります。

年収は病棟勤務と比べると下がりますが、夜勤手当がないことを考えれば大きな差はありません。神奈川県西部では350〜420万円程度が相場です。

6. 保育園看護師

保育園看護師は、保育園に配置される看護師として子どもの健康管理を担当します。自分の子どもと同じ年齢層の子どもたちと関わるため、育児経験がそのまま仕事に活きるのが特徴です。

主な業務は、園児の健康チェック、ケガや体調不良時の応急対応、保護者への健康指導、感染症対策、保健だよりの作成などです。医療処置は少なく、子どもが好きな方にとってはやりがいのある仕事です。

勤務時間は平日日勤のみ。カレンダー通りの休みで、残業もほぼありません。年収は300〜380万円と他の職場より低めですが、ワークライフバランスを最優先にしたい方には最適です。

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時短勤務制度を活用するポイント

「転職ではなく、今の職場で時短勤務を使いたい」という方も多いでしょう。時短勤務は法律で保障された権利です。正しく理解して、遠慮なく活用しましょう。

時短勤務の法的権利

育児・介護休業法により、3歳未満の子どもを養育する労働者は、事業主に対して所定労働時間を原則6時間に短縮することを請求できます。事業主はこの請求を原則として拒否できません。

さらに、2025年4月の法改正により、3歳以上〜小学校就学前の子どもを持つ労働者に対しても、短時間勤務制度やフレックスタイム制、始業時刻の変更など、複数の措置の中から2つ以上を選択して導入することが事業主に義務づけられました。

申請方法と注意点

時短勤務を利用する場合は、原則として開始予定日の1ヶ月前までに書面で事業主に申請します。口頭での申し出だけでは認められない場合があるため、必ず所定の申請書類を提出しましょう。

よくあるトラブルとして、「申請したら嫌な顔をされた」「時短なのに暗に残業を求められる」というケースがあります。これらはハラスメントに該当する可能性があります。困った場合は、都道府県の労働局に相談しましょう。

年収シミュレーション

勤務形態月給例賞与(年)年収見込み
常勤フルタイム(夜勤あり)32万円80万円約464万円
常勤フルタイム(日勤のみ)27万円70万円約394万円
時短勤務(6時間/日)20万円50万円約290万円
パート(週3日・6時間)12万円なし〜少額約150万円

時短勤務にすると年収は下がりますが、社会保険(厚生年金・健康保険)に加入し続けられるのは大きなメリットです。また、「養育期間の従前標準報酬月額のみなし措置」という制度があり、時短勤務で給与が下がっても将来の年金額は短縮前の報酬で計算してもらえます。パートで社会保険から外れるよりも、時短勤務で社会保険に加入し続ける方が長期的にはお得です。

子どもの年齢別おすすめ勤務形態

子どもの年齢によって、最適な勤務形態は変わります。無理をして体を壊すよりも、子どもの成長に合わせて柔軟に働き方を変えていくのが賢い選択です。

0〜2歳:パートまたは時短勤務が最適

子どもが0〜2歳の時期は、急な発熱や体調不良が頻繁に起こります。保育園からの呼び出しは日常茶飯事です。この時期はフルタイムにこだわらず、パートや時短勤務で「まず復帰する」ことを優先しましょう。

3〜5歳:時短勤務からフルタイムへの移行期

保育園に慣れ、体調を崩す頻度も減ってくる時期です。時短勤務からフルタイムへの切り替えを検討するタイミングです。ただし、保育園の行事(運動会、発表会、保護者会など)が増える時期でもあるため、有給休暇が取りやすい職場を選ぶことが重要です。

小学校低学年(6〜9歳):「小1の壁」対策が鍵

小学校入学は子育て看護師にとって新たな壁です。保育園は延長保育で19時まで預けられましたが、学童保育は18時まで、しかも夏休みなどの長期休暇の対応が必要になります。いわゆる「小1の壁」です。

小学校高学年以上(10歳〜):キャリアアップのチャンス

子どもがある程度自立してくると、看護師としてのキャリアを本格的に再構築するチャンスです。この時期に認定看護師や専門看護師の資格取得を目指したり、管理職にチャレンジしたりする方も増えます。

神奈川県西部の子育て環境と看護師求人

神奈川県西部は、都心部と比べて子育て環境が充実したエリアです。保育園の待機児童数は都心部より圧倒的に少なく、自然豊かな環境で子どもをのびのび育てられます。看護師の求人も豊富で、子育て中の方を積極的に受け入れている施設が多いのが特徴です。

小田原市の子育て環境

小田原市は子育て支援に力を入れている自治体です。認可保育園の数は市内に約40ヶ所あり、待機児童は近年ゼロを達成しています。病児保育施設も複数あり、子どもの急な発熱時に預けられる体制が整っています。

看護師求人としては、小田原市立病院をはじめとする中規模病院、駅周辺のクリニック群、訪問看護ステーションなど選択肢が豊富です。院内保育所を設けている病院もあり、子育て看護師に人気のエリアです。

秦野市の子育て環境

秦野市は丹沢山系のふもとに位置し、自然豊かな環境が魅力です。住宅価格が都心部と比べて手頃で、広い一戸建てに住みながら子育てができます。子育て支援センターも充実しており、ママ同士のコミュニティが作りやすい環境です。

秦野市内には療養型病院や介護施設が多く、日勤のみ・残業少なめの求人が見つかりやすいエリアです。パート看護師の求人も豊富で、週2〜3日から無理なく働き始められます。

平塚市の子育て環境

平塚市はJR東海道線の快速停車駅があり、横浜方面へのアクセスが良好です。市内には大型のショッピングモールや公園が多く、子育てファミリーに人気のエリアです。ファミリーサポートセンターの利用者数も多く、地域全体で子育てを支える風土があります。

看護師求人は、平塚市民病院をはじめとする総合病院、駅周辺のクリニック、海沿いの介護施設など多彩です。比較的規模の大きい病院が多いため、院内保育所や時短勤務制度が整備されている施設を見つけやすいでしょう。

神奈川県西部の子育て支援制度(主なもの)

・小児医療費助成:中学3年生まで自己負担なし(所得制限あり、市町村による)

・ファミリーサポートセンター:各市で運営。送迎や一時預かりをサポート

・病児・病後児保育:小田原市、平塚市、秦野市に設置

・放課後児童クラブ(学童):小学6年生まで利用可能な施設あり

転職面接での子育て状況の伝え方

子育て中の看護師が転職面接で避けて通れないのが、「子育ての状況をどう伝えるか」という問題です。正直に伝えるべきですが、伝え方には工夫が必要です。

NGな伝え方

好印象な伝え方

面接前に確認しておくこと

  1. 保育園の送迎時間(何時に出発し、何時に帰宅する必要があるか)
  2. 家族のサポート体制(パートナー、祖父母、ファミリーサポート)
  3. 子どもの急な体調不良時の対応策(病児保育、家族の対応可否)
  4. 自分が対応可能な勤務条件の具体的な範囲

面接では「できないこと」ではなく「できること」を中心に伝えましょう。子育ては制約ではなく、時間管理能力やマルチタスク能力を高めてくれた経験です。その強みを自信を持ってアピールしてください。

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よくある質問(FAQ)

子育て中に看護師の夜勤を免除してもらうことは可能ですか?

育児・介護休業法により、小学校就学前の子どもを持つ看護師は、事業主に対して深夜業(午後10時〜午前5時)の制限を請求できます。事業主は原則としてこの請求を拒否できません。また、多くの病院では独自の制度として、子どもが小学校に入学するまで夜勤免除を認めているケースもあります。ただし、夜勤免除により夜勤手当がなくなるため、月収で3〜5万円程度の減少は見込んでおく必要があります。

時短勤務を利用すると年収はどのくらい下がりますか?

時短勤務は育児・介護休業法により、3歳未満の子どもを持つ労働者は所定労働時間を6時間に短縮する権利があります。フルタイム8時間から6時間に短縮した場合、基本給は約75%になります。年収400万円(夜勤なし)の看護師が時短勤務にした場合、単純計算で約300万円になります。ただし、賞与の計算方法は施設によって異なり、基本給ベースで計算される場合はさらに減少する可能性があります。一方で、社会保険料は短縮前の標準報酬月額で計算される特例制度があり、将来の年金額が減らない仕組みもあります。

院内保育所がある病院のメリット・デメリットは?

メリットは通勤と送迎が1度で済むこと、子どもの急な体調不良時にすぐ駆けつけられること、保育料が一般の保育園より安い場合が多いこと(月1〜3万円程度)です。デメリットは、転職や退職すると同時に保育園も辞めなければならないこと、保育園の質や規模が一般の認可保育園に比べて小さい場合があること、夜勤対応として24時間保育を行っている場合は子どもの生活リズムが崩れやすいことです。利用を検討する場合は、実際に見学して施設の環境を確認することをおすすめします。

子育て中の看護師におすすめの診療科は?

残業が少なく急変対応が少ない診療科がおすすめです。具体的には、眼科(手術がない場合)、皮膚科、耳鼻咽喉科、心療内科、リハビリテーション科などは比較的規則的な勤務が可能です。また、健診センターや人間ドック施設は完全予約制のため残業がほぼなく、土日休みの施設も多いため子育てとの両立に向いています。一方、救急外来、ICU、産婦人科、小児科は予定外の対応が多く、残業が発生しやすいため注意が必要です。

まとめ:子育ては看護師を辞める理由にならない

子育てを理由に看護師を辞めてしまう方は今でも少なくありません。しかし、それは「看護師と子育ては両立できない」のではなく、「今の職場では両立できない」だけかもしれません。

看護師は働き方の選択肢が非常に多い職業です。パート外来、院内保育園付き病院、訪問看護、企業看護師、健診センター、保育園看護師。子どもの年齢や家庭の状況に合わせて、最適な働き方を選ぶことができます。そして子どもが成長すれば、再びキャリアアップを目指すこともできるのです。

時短勤務や深夜業制限は法律で保障された権利です。遠慮する必要はありません。そして転職エージェントを活用すれば、自分では見つけにくい「子育てに理解のある職場」の情報が手に入ります。

ナースロビーは、神奈川県西部(小田原、平塚、秦野、南足柄、伊勢原、大磯、二宮、開成、松田、山北、箱根、中井、足柄上郡、湯河原)で子育てしながら働く看護師を応援しています。紹介手数料10%だから、施設も柔軟な採用条件を提示しやすく、「時短OK」「パートからスタートOK」という求人をご紹介できます。

子育ての状況は一人ひとり違います。お子さんの年齢、保育園の状況、家族のサポート体制に合わせた最適な職場を、一緒に探しましょう。

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