転職面接の定番質問への対策と、好印象を与える回答のコツ
看護師の転職面接では、一般企業の面接とは異なるポイントがいくつかあります。面接の場で慌てないよう、事前に準備しておきましょう。
質問1: 志望動機を教えてください
NG回答例:
「家から近いので応募しました」「給料が良いと聞いたので」
好印象の回答例:
「現在は急性期病院の外科病棟で5年間勤務しています。周術期看護の経験を活かしながら、より患者さんの生活に寄り添った看護がしたいと考え、回復期リハビリテーション病棟に力を入れていらっしゃる貴院に魅力を感じました。ホームページで拝見した多職種連携の取り組みにも共感し、チーム医療の中で自分のスキルを活かしたいと考えています。」
ポイント:自分の経験+なぜこの病院なのか+入職後にやりたいこと、の3点を盛り込みましょう。
質問2: 前職の退職理由は何ですか?
NG回答例:
「人間関係が悪くて」「師長と合わなくて」「給料が安かったので」
好印象の回答例:
「急性期病院で5年間、多くの経験を積ませていただきました。在院日数が短い中で、退院後の患者さんの生活まで見据えた看護を実践したいという思いが強くなり、より患者さんと長く関われる環境で自分の看護観を深めたいと考え、転職を決意しました。」
ポイント:ネガティブな理由をポジティブに変換します。「人間関係が悪い」→「より成長できる環境を求めて」、「忙しすぎる」→「丁寧な看護を実践したい」などです。
質問3: あなたの看護観を教えてください
好印象の回答例:
「私の看護観は『その人らしさを支える看護』です。以前担当した80代の患者さんが、入院中に元気をなくされていたのですが、趣味の書道ができる環境を整えたところ、表情が明るくなり、リハビリにも積極的になられました。病気を治すだけでなく、その方の生きがいや価値観を大切にした関わりを、これからも実践していきたいと考えています。」
ポイント:抽象的な理想論ではなく、具体的な経験に基づいて語ることで説得力が増します。
質問4: これまでで最も大変だった経験は何ですか?
好印象の回答例:
「新人2年目の時に、初めて受け持ちの患者さんの急変に直面しました。心肺蘇生を行いましたが、残念ながら助けることができませんでした。この経験は非常に辛いものでしたが、その後、急変の予兆を見逃さないための観察ポイントを徹底的に学び直しました。以来、バイタルサインの微細な変化にも敏感に対応することを心がけており、早期発見・早期対応につながった経験が何度かあります。」
ポイント:大変だった事実だけでなく、その経験から何を学び、どう成長したかまで伝えましょう。
質問5: 夜勤は対応可能ですか?/残業はどの程度対応できますか?
好印象の回答例:
「夜勤は月4〜5回程度であれば対応可能です。前職でも二交替制で夜勤を行っておりましたので、体力面での心配はありません。残業については、業務上必要な範囲であれば問題なく対応いたします。」
ポイント:正直に答えることが大切です。できないことを「できます」と言ってしまうと、入職後にミスマッチが生じます。制約がある場合は「子どもが小学校に上がるまでは日勤を希望していますが、それ以降は夜勤も検討したいと考えています」のように、前向きな姿勢を示しましょう。
| 評価項目 | チェックポイント | 対策 |
|---|---|---|
| 第一印象 | 身だしなみ、表情、姿勢 | 清潔感のある服装、明るい表情 |
| コミュニケーション | 質問への的確な回答、傾聴姿勢 | 結論→理由→具体例の順で話す |
| 看護スキル | 経験の深さ、専門性 | 具体的な数字やエピソードで伝える |
| 人間性 | 協調性、責任感、向上心 | チームでの経験を交えて語る |
| マッチング | 病院の理念との適合性 | 事前の情報収集を徹底する |
はい、スーツが基本です。黒・紺・グレーなどの落ち着いた色のスーツを選びましょう。看護師は清潔感が重要視される職業ですので、シワのないきちんとした服装を心がけてください。髪はまとめ、爪は短く整えておきましょう。
聞いて問題ありません。ただし、最初から給与や休日の話ばかりするのは印象が良くありません。仕事内容や教育体制について質問した後に、「条件面についても確認させてください」と切り出すとスムーズです。ナースロビーを通じて応募している場合は、条件面の交渉はエージェントに任せることもできます。
事前に回答を声に出して練習することが最も効果的です。丸暗記ではなく、伝えたいポイントを3つ程度に絞っておき、自分の言葉で話す練習をしましょう。また、ナースロビーでは面接前に模擬面接のサポートも行っていますので、お気軽にご相談ください。